デスクワークの頑固な肩こりが楽になった意外なグッズとは?!
反り腰・もも前の張り・首肩こりが軽減 「力を抜けない身体」にバランスボードを使った症例
今回ご紹介するのは、**反り腰、ももの前の張り、首・肩こり**が気になっていた方の症例です。
この方のお身体をみていて特徴的だったのが、全身に「無意識の力み」があることでした。
#デスクワーク中だけの問題ではありませんでした#
普段はデスクワークが中心。
仕事中はパソコンの画面に吸い寄せられるように、頭が前へ出て、身体も前かがみになりがちでした。
長時間この姿勢が続けば、当然、首や肩の筋肉には負担がかかります。
しかし問題は、
**仕事をやめても身体の緊張が完全には抜けていなかったこと**
毎日、同じ姿勢を何時間も繰り返していると、身体はその状態に慣れてきます。
首や肩だけでなく、
– 腰を反らせる
– ももの前に力を入れる
– 脚を踏ん張る
– 頭を前へ出す
といった身体全体の使い方が、いつものパターンになっていました。
つまり、
**「デスクワーク中だけ姿勢が悪い」のではなく、デスクワークで身についた緊張パターンを、立っているときや歩いているときにも引きずっていた**
と考えました。
### 「良い姿勢をしてください」では変わりにくい
こういう方に、
「胸を張ってください」
「お腹に力を入れてください」
「背筋を伸ばしてください」
と言うと、さらに頑張って姿勢を作ろうとしてしまうことがあります。
もともと力を使いすぎている身体に、さらに「力を入れて良い姿勢を作る」のは、今回のケースではあまり合いません。
必要だったのは、**もっと頑張ることではなく、無意識に入っている余計な力を抜くこと**でした。
## そこで使ったのが「バランスボード」
おすすめしたのは、バランスボードに乗ることでした。
バランスボードに乗れば、当然フラフラします。
でも、ここで大切なのは、
**揺れないように頑張ることではありません。**
力いっぱい踏ん張ると、かえって身体はガチガチになります。
少しフラフラしながら、
「どこなら楽に立てるかな?」
「どこまで力を抜いても大丈夫かな?」
と、**頑張らなくても立てる場所を身体に探してもらいます。**
足裏の感覚や平衡感覚を使いながら、身体が細かくバランスを取り続けます。
### 続けているうちに身体に変化が
バランスボードに乗る習慣を続けたところ、
**反り腰、ももの前の張り、首・肩のこりが以前より軽減してきました。**
首を直接揉み続けたわけでも、ももの前を一生懸命ストレッチしたわけでもありません。
今回大切だったのは、
**「力を入れる練習」ではなく、「必要のない力を抜く練習」**
だったのだと思います。
デスクワークで身についた
**無意識に踏ん張る身体**
↓
**バランスボードで平衡感覚を刺激**
↓
**揺れながら楽に立てる位置を探す**
↓
**必要以上に力を入れない感覚を覚える**
↓
**首・肩・腰・もも前の緊張も軽減**
という変化が考えられます。
「姿勢を正す」だけが姿勢改善ではありません
姿勢が悪いと、
「背筋を伸ばさなくちゃ」
「腹筋を鍛えなくちゃ」
と思いがちです。
でも、身体をガチガチに固めて作った良い姿勢は、長くは続きません。
大切なのは、
**良い姿勢を頑張って作ることではなく、頑張らなくても楽に立てる身体を取り戻すこと。**
身体は筋力だけで支えているわけではありません。
足裏から入る感覚、平衡感覚、目から入る情報などを使いながら、無意識に姿勢を調整しています。
「力を抜いてください」と言われても、なかなか力を抜けない方は少なくありません。
そんな方には、ただ脱力しようとするよりも、**少し揺れる環境の中で「楽に立てる場所」を身体自身に探してもらう**ことが、一つの方法になることがあります。
反り腰や肩こりを「硬くなっている場所だけの問題」と考えず、**普段どんな身体の使い方を繰り返しているのか?**
そこまで見ていくことが、症状を繰り返さないためには大切です。
※身体の状態によって適した運動は異なります。バランスボードがすべての方に適しているわけではありません。



